990と999の最大公約数は9である。
この記事では990と999の最大公約数の求め方について解説します。
先に結論を書くと、990と999の最大公約数は9です。
どのような計算で最大公約数である9を求めるのか。
最大公約数を計算する4つの方法を解説していきます!
最大公約数のクイズもあります!
ぜひ最後まで読んでみてください。
990と999の最大公約数の求め方
990と999の最大公約数は9である
最大公約数を求める方法は4つあります。
- 割り算で求める
- 約数から導き出す
- 素因数分解で導き出す
- ユークリッド互除法で計算する
1つずつ見ていきましょう!
割り算で最大公約数を算出する
最初は990と999を同じ数で割ります。
3で割り算してみましょう。
990 ÷ 3 = 330
999 ÷ 3 = 333
この計算を割れる数字がなくなるまで続けると、下記のように計算できます。

割れる数字がなくなると、最後に110と111が残りました。
ここまで計算して、左に並べた割った数の積を取ると最大公約数になります。
最大公約数=3×3=9
最大公約数を約数の一覧から算出する
990と999の約数を並べて、最大公約数である9を求めるため方法を説明します。
この方法は手間がかかるのでオススメしませんが、基本的なやり方知っておきましょう。
3つのステップで最大公約数を算出できます。
- ステップ1
- ステップ2
- ステップ3
以上のように、最大公約数を求められます。
最大公約数を素因数分解から計算する
素因数分解によって最大公約数を求める方法もあります。
この方法も約数を比べる方法と同様に、時間がかかりすぎるのでオススメはしません。
計算方法は990と999を素因数分解して、式を比較して最大公約数を見つけます。
計算方法は省略しますが、990と999を素因数分解すると、
990 = 2×3^2×5×11
999 = 3^3×37
となります。
ここで、共通している数字を抜き出して、肩に乗っている数字は小さい方を使って積を取ると、最大公約数となります。
990と999の最大公約数である9を求めることができます。
最大公約数をユークリッド互除法で導き出す
最後にユークリッド互除法というやり方で、最大公約数を求めていきます。
ユークリッド互除法による求め方は下記の6ステップです。
- 990と999の大きい方から小さい方を割る
- 商とあまりを確認する
- 割る数 ÷ あまりを計算する
- 商とあまりを確認する
- 3→4をあまりが0になるまで計算する
- あまりが0となったときの割る数が最大公約数
ある数nとある数mの最大公約数を求めるとすると、最初にn÷mを計算して、商とあまりを求めます(n>m)。このとき商をQ、あまりをRとすると、次のステップではm÷Rを計算して商とあまりを計算します。

あまりRが0になるまで、上記の計算を繰り返します。R=0になったときの商Qが最大公約数です。それでは、990と999の最大公約数を求める計算を実際にやってみましょう。

あまりが0となった際の割る数が990と999の最大公約数なので、答えは9となります。
990と999の最大公約数を求める解説は以上です。最後にクイズを用意しましたので、挑戦してみてくださいね!
最大公約数クイズ
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