12C6(12 個から 6 個を選ぶ組合せ)

中央二項係数
C(12, 6) = 924 通り
中央二項係数(n/2)
r = n/2 = 6:中央二項係数。同じ n では r がちょうど n/2 のとき C(n, r) が最大になります。

計算式

12 個から 6 個を選ぶ場合の数は、12! を r! と (n−r)! で割ることで求まります。

C(12, 6) = 12! / (6! · 6!)
= 479,001,600 / (720 · 720)
= (12 × 11 × 10 × 9 × 8 × 7) / (6 × 5 × 4 × 3 × 2 × 1)
= 924

分子の 12 × 11 × 10 × 9 × 8 × 7 は 12 個の中から 6 個を「順番付きで」選ぶ場合の数(= P(12, 6))。それを「並び順を区別しないために」6! で割ると、純粋に「どの 6 個を選んだか」だけを数えた値になります。

参考:順列 P(12, 6) = 665,280(並べ方を区別する)。組合せはそれを 6! = 720 で割ったもの。

対称性

12 は偶数で、r = n/2 = 6。このとき「選ぶ側」と「選ばない側」がちょうど同じ大きさになるので、C(12, 6) は対称性の中央——同じ n の中で最大の値になります。

パスカルの三角形での位置

パスカルの三角形では、各セルが「真上の 2 つのセルの和」になっています。12 行 6 列目の C(12, 6) は、その真上の C(11, 5) と C(11, 6) を足したもの。

C(12, 6) = C(11, 5) + C(11, 6) = 462 + 462 = 924
パスカルの三角形(0 行目から 8 行目まで) 11112113311464115101051161520156117213535217118285670562881

真上のセル:C(11, 5) = 462C(11, 6) = 462(11 行目)

図で確かめる

12 個の中から 6 個を選ぶ代表的な 1 つを示しました。実際には全部で 924 通りの選び方があります。

n 個 12 の中から 6 個を選ぶ代表例(C(12, 6) = 924 通りの 1 つ) n = 12 個から r = 6 個を選ぶ 123456789101112 これは C(12, 6) = 924 通りの中の 1 つ
ここが面白いと感じます

n = 12 は偶数で、r = n/2 = 6。同じ 12 個の中から「ちょうど半分」を選ぶ場合の数 C(12, 6) = 924 は、12 を分母にした全二項係数の中で最大になります。これは「選ぶ側と選ばない側のサイズが釣り合うところで、組み合わせの自由度が最大になる」という直感どおりの性質で、確率論や組合せ論の中央極限定理にも現れる、パスカルの三角形の中心線です。