10C9(10 個から 9 個を選ぶ組合せ)
計算式
10 個から 9 個を選ぶ場合の数は、10! を r! と (n−r)! で割ることで求まります。
分子の 10 × 9 × 8 × 7 × 6 × 5 × 4 × 3 × 2 は 10 個の中から 9 個を「順番付きで」選ぶ場合の数(= P(10, 9))。それを「並び順を区別しないために」9! で割ると、純粋に「どの 9 個を選んだか」だけを数えた値になります。
参考:順列 P(10, 9) = 3,628,800(並べ方を区別する)。組合せはそれを 9! = 362,880 で割ったもの。
対称性:選ぶ側と選ばない側
「10 個から 9 個を選ぶ」と「10 個から 1 個を選ぶ」は、選んだ側と選ばなかった側を入れ替えれば 1 対 1 に対応します。だから場合の数は等しくなります。
たとえば「選ぶ 9 個」を決めれば、自動的に「選ばない 1 個」も決まる——どちらの視点で数えても答えは同じになります。
対称ペア:C(10, 1) のページへ。
パスカルの三角形での位置
パスカルの三角形では、各セルが「真上の 2 つのセルの和」になっています。10 行 9 列目の C(10, 9) は、その真上の C(9, 8) と C(9, 9) を足したもの。
真上のセル:C(9, 8) = 9、C(9, 9) = 1(9 行目)
図で確かめる
10 個の中から 9 個を選ぶ代表的な 1 つを示しました。実際には全部で 10 通りの選び方があります。
10 個から 9 個を選ぶことと、10 個から 1 個を選ぶ(残りの 1 個を「選ばない側」に回す)ことは、選択と非選択を入れ替えれば完全に同じ場合の数です——どちらの視点でも C(10, 9) = C(10, 1) = 10。組合せの本質は「どの 9 個か」ではなく「全体を 2 つに分ける分け方」だと気づくと、この対称性の自然さが見えてきます。同じ場合の数を、分子の式 10!/(9!·1!) の中で r! と (n-r)! が対称に現れることからも確認できます。