11C0(11 個から 0 個を選ぶ組合せ)

空集合(r = 0)
C(11, 0) = 1 通り
r = 0
r = 0:1 個も選ばない選び方は「何も選ばない」の 1 通りだけ。

計算式

r = 0、つまり「1 個も選ばない選び方」を数えます。空集合という 1 つの選び方しかないので、約束として C(11, 0) = 1 と定義されています。

C(11, 0) = 11! / (0! · 11!) = 39,916,800 / (1 · 39,916,800) = 1

0! = 1 という約束のおかげで、r = 0 の場合も同じ式 n!/(r!(n-r)!) で 1 通りと計算できます。

対称性:選ぶ側と選ばない側

「11 個から 0 個を選ぶ」と「11 個から 11 個を選ぶ」は、選んだ側と選ばなかった側を入れ替えれば 1 対 1 に対応します。だから場合の数は等しくなります。

C(11, 0) = C(11, 11) = 1

たとえば「選ぶ 0 個」を決めれば、自動的に「選ばない 11 個」も決まる——どちらの視点で数えても答えは同じになります。

対称ペア:C(11, 11) のページへ。

パスカルの三角形での位置

パスカルの三角形では、各行の両端は常に 1 です。11 行目の左端にあたるのが C(11, 0)。

C(11, 0) = 1(端にある 1)
パスカルの三角形(0 行目から 8 行目まで) 11112113311464115101051161520156117213535217118285670562881

真上のセル:C(10, 0) = 1(10 行目)

図で確かめる

11 個並んでいるどれも選ばないという「空の選び方」も、組合せでは 1 通りと数えます。

n 個 11 の中から 0 個を選ぶ代表例(C(11, 0) = 1 通りの 1 つ) n = 11 個から r = 0 個を選ぶ 1234567891011 r = 0:1 個も選ばない(これも 1 通りに数える)
ここが面白いと感じます

「1 個も選ばない」のも、組合せでは 1 通りとして数えます。何もしないのに「選び方」と呼ぶのは少し不思議ですが、そう数えておくとパスカルの三角形の各行の両端が綺麗に 1 で揃い、二項定理で (a + b)11 を展開したときの最高次・最低次の項の係数がぴったり収まる——「空の選び方を 1 と数える」という約束の便利さは、こういう数式の整合性に現れます。